日本茶インストラクター通信講座

「日本茶インストラクター通信講座」(中級コース)は、日本茶インストラクター認定試験の対策として、最も効率的な学習ができる通信教育システムです。

テキスト、映像教材、茶鑑定セットによる総合学習が、すべて在宅で行えます。
修得状況は通信によるリポート添削で確認することができ、修了基準に達すると、申請により初級「日本茶アドバイザー資格」を取得することができます。(4月1日認定)

日本茶に関する総合的、系統的な学習を目的とした科目構成で、専門的な知識、技能を身につけることができます。
高校卒業程度の学力を有する方であれば、どなたでも学習をスタートできます。
日本茶に関心の高い一般消費者はもちろん、茶関連企業、団体の社員研修として、また飲料・食品・流通の各分野に携わる方が、茶についての専門性をより高めるために、当通信講座を受講いただいております。

受付期間

4月1日〜9月下旬
標準学習期間は4〜6ヵ月です。

開講日

4月15日〜10月1日までの各月1日または15日

※開講日とは、教材がお手元に届き、受講を開始する日です。希望する開講日の7日前までにお申し込みください。

受講料

79,750円(税込)

上記金額には、茶鑑定器具セット(審査盆、審査茶碗、網匙)が含まれます。
ご不要の方は、69,850円(税込)です。

受講料は分割払いや、団体割引などもあります。下記に当てはまる方はお問い合わせください。

◯ 分割3回払をご希望の方

所定の申込用紙をお送りします。 分割払い受講料には手数料が含まれます。計83,050円(税込)

◯ 会社・団体等5名以上でお申し込みの方

割引制度があります。詳しくはお問い合わせください。

◯ 海外にお住まいで受講を希望される方

日本国内に送付先のない方。海外発送は7月より受付予定ですが、国際郵便事情により受付できないこともあります。

※日本茶インストラクター認定試験(一次試験:11月、受験料:22,000円税込)の受験手続は別途必要です。

教材内容

日本茶インストラクター通信講座の教材内容です。テキストのほか、DVDや茶鑑定セットも含みます。

  • 学習のしおり
  • テキスト
  • リポート
  • 鑑定用茶
    茶:外観による茶期鑑定用
    茶:外観による品質鑑定用
    茶:内質による品質鑑定用
    茶:茶種判定用
  • 茶鑑定器具セット
     ※茶鑑定器具セットは要・不要の選択ができます。
    審査盆 5枚
    審査茶碗 5客
    網匙1本
  • DVD教材
    「茶の栽培」
    「荒茶の製造」
    「茶の仕上げ加工」
    「茶の品質審査と鑑定」
    「日本茶の淹れ方」
  • 補助教材
    「茶関係資料」(公社)日本茶業中央会編
    「茶の科学用語辞典」日本茶業学会編

※教材内容は変更する場合があります。

テキストの主な内容

日本茶インストラクター通信講座のテキストでは、栽培から淹れ方、茶に関する健康科学まで、幅広く体系的に学べます。

茶の歴史

茶の始まり、日本茶のあけぼの、日本茶文化の形成、茶市場の拡大と煎茶製法の発明、日本茶輸出と製茶技術の革新、喫茶文化の変容

茶業のあらあまし

日本における茶の生産、日本における茶の収益性等、日本における茶の消費、日本における茶の流通と価格形成、日本における茶の輸出入、世界の茶生産・流通・消費、茶に関する法令及び自主規定等、日本の茶に関する行政及び試験研究、茶業団体

伝え方の基本

代表的な活動場面、「伝える」と「伝わる」の違い、伝える道具の進化、伝えるために役立つ道具、伝える方法の留意点、自身のスキルアップに向けて

茶の栽培

チャの栽培条件、チャの種類と栽培法、チャの肥培管理、気象災害と防ぎ方、チャの摘採、病害虫と防除、防除法、農薬と安全性追求、環境にやさしいチャの栽培

茶の製造法

製造法による茶の分類、生葉の管理、茶の製造、仕上げ加工、特殊な茶の製造、茶を原料とした加工品、茶の貯蔵と包装、安全・安心な茶づくり

茶の健康科学

抗酸化作用、発がん抑制作用・がん予防・抗がん作用、抗動脈硬化作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制と抗肥満作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗アレルギー作用、脳、神経機能に対する作用、消臭作用、抗う蝕作用

茶の化学

茶の主要化学成分の性質と含有率、茶の品質と化学成分、茶の分析法と検査法

茶の淹れ方

おいしさの構造、日本茶の特質、茶を淹れる要因が香味に及ぼす影響、場面に応じた茶の淹れ方、各種茶の淹れ方、家庭での茶の保存法

茶の利用

飲食用を目的とした茶、食べる茶の歴史、茶に係る需要の拡大

茶の品質審査と鑑定

官能審査法、茶品質の特性・評価と成分分析、茶の鑑定技術

学習の流れ

受講のお申し込み後、ご希望の開講日に合わせて教材をお届けします。

学習の流れ

リポート添削

リポートは問題形式です。添削講師が添削し、講評をつけて返信します。
講座受講中、3回のリポート添削を行います。

修了基準

修了判定は下記の基準で行います。修了者は申請により、日本茶アドバイザー資格が取得できます。
(最終リポート提出の翌年4月に認定)
※認定申請書には締切日があります。期日を過ぎたものは受付できませんのでご注意ください。

修了

  • 在籍期間(6ヵ月)以内にすべてのリポート(3通)を提出
  • 各リポートが合格基準60点に達している

優秀修了

  • 受講期間(4ヵ月)以内にすべてのリポート(3通)を提出
  • 各リポートが平均90点以上であること
  • 再提出リポートがないこと

修了証の発行

修了・優秀修了の条件を満たした方に、「修了証」または「優秀修了証」を発行します。

受講者の声

 
茶についての知識が体系的にまとめられていて、使いやすいテキストでした。DVD・茶鑑定器具・茶サンプルなど様々な方法で日本茶を勉強することも出来、とても楽しかったです。おいしいお茶を淹れるコツ、お茶の良し悪しの判別など、この講座で学んだことを今後に活かし、将来日本茶カフェを開業したいと思います。
育児中ですので、通信教育は自分のペースで学習することができました。学習内容は、想像していたよりも専門的でしたが、その分やりがいを感じました。茶の栽培から製造まで実に多くの工程があることを知り、生産に携われている方に感謝しながら飲むようになりました。
通信教育というものを初めて受けました。お茶の営業に携わっていますが、今まで茶について勉強不足だったと痛感しました。今は知識が増えていくことが楽しくなり、仕事に意欲が湧いてきました。
日常飲んでいる日本茶がこれほど奥深く、しかも身体に良いと知りました。難しいと思う箇所もありましたが、毎回丁寧な添削と今後の勉強方法のアドバイス等とても心強く、リポートが返却されるのが楽しみでした。