「日本茶アドバイザー通信講座」(初級コース)は、日本茶アドバイザー認定試験の対策として、 最も効率的な学習をすることができる通信教育システムです。
「日本茶アドバイザー通信講座」は、テキストによる学習と、日本茶の淹れ方を学ぶWEB講習で構成されます。
修得状況は通信によるリポート添削で確認することができ、日本茶に関する基本的な知識を身につけることができます。
受付期間
4月1日〜7月下旬
標準学習期間は3〜4ヵ月です。
開講日
4月15日〜8月1日までの各月1日または15日
※開講日とは、教材がお手元に届き、受講を開始する日です。希望する開講日の7日前までにお申し込みください。
受講料
35,200円(税込)
上記金額には、WEB講習の費用を含みます。
認定試験(毎年11月実施)の受験手続は別途必要です。「日本茶アドバイザー通信講座」受講者の場合、認定試験受験料は11,000円(税込)です(一般受験料とは異なります)。詳細は、毎年7月初旬頃発表になる受験要項(教材に同封)をご覧ください。
WEB講習について(必修)
・パソコン、スマートフォンなどによるインターネット接続環境(Wi-fi推奨)が必要です。
・WEB講習の視聴は、通信講座の修了基準に含まれます。
・WEB講習の視聴は、日本茶アドバイザー認定試験の受験資格です。(受講翌年まで有効)
・WEB講座(約45分)の配信は5月~11月末を予定していますが、日本茶アドバイザー認定試験を受験する場合は
8月25日までに視聴してください。
(詳細は受講中にご案内いたします)
教材内容
- ◆学習のしおり
- ◆テキスト
- ◆リポート
- ◆茶関係資料(公社)日本茶業中央会編
- ◆課題茶
- ◆WEB講習
テキストの主な内容
日本茶アドバイザー通信講座のテキストでは、栽培から淹れ方、茶に関する健康科学まで、幅広く体系的に学べます。
茶の歴史 | 茶の始まり、日本茶のあけぼの、日本茶文化の形成、茶市場の拡大と煎茶製法の発明、日本茶輸出と製茶技術の革新、喫茶文化の変容 |
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茶業のあらまし |
日本における茶の生産、日本における茶の収益性等、日本における茶の消費、日本における茶の流通と価格形成、日本における茶の輸出入、世界の茶生産・流通・消費、茶に関する法令及び自主規定等、日本の茶に関する行政及び試験研究、茶業団体 |
伝え方の基本 |
代表的な活動場面、「伝える」と「伝わる」の違い、伝える道具の進化、伝えるために役立つ道具、伝える方法の留意点、自身のスキルアップに向けて |
茶の栽培 |
チャの栽培条件、茶種と品質特性、チャの繁殖法、チャの栽植、被覆園の管理、光合成、整枝、茶樹の更新、雑草防除、施肥、気象災害と防ぎ方、チャの摘採、摘採時期、病害虫と防除、農薬と安全性追求、病害虫の総合防除、有機農産物の認証と表示、特別栽培農産物、持続的農業と安全性 |
茶の製造法 |
製造法による茶の分類、茶の製造、仕上げ加工、特殊な茶の製造、茶を原料とした加工品、茶の貯蔵と包装、安全・安心な茶づくり |
茶の健康科学 | 抗酸化作用、発がん抑制作用・がん予防・抗がん作用、抗動脈硬化作用、血圧上昇抑制作用、血糖上昇抑制と抗肥満作用、抗菌作用、抗ウイルス作用、抗アレルギー作用、脳、神経機能に対する作用、消臭作用、抗う蝕作用 |
茶の化学 |
茶の主要化学成分の性質と含有率、茶の品質と化学成分 |
茶の淹れ方 |
おいしさの構造、日本茶の特質、茶を淹れる要因が香味に及ぼす影響、場面に応じた茶の淹れ方、各種茶の淹れ方、家庭での茶の保存法 |
茶の利用 |
飲食用を目的とした茶、食べる茶の歴史、茶に係る需要の拡大 |
茶の品質審査と鑑定 |
官能審査法、科学的審査法、茶の鑑定技術 |
リポート添削
リポートは問題形式です。
添削講師がその添削と講評をつけて返信します。講座受講中2回のリポート添削を行います。
修了基準
- 在籍期間(4ヵ月)以内にリポート2通を提出すること
- 各リポートが60点に達していること
- WEB講習を視聴すること
修了証の発行
上記の修了基準を満たした方に、修了証を発行します。
受講者の声
この講座で学ばれている方々のめざす目標や目的はいろいろ。
また、学ぶ方の年齢や職業、環境もそれぞれ違う中、自分に合わせた学び方を選択されています。講座での学習を通して、日本茶の持つ奥深さに気づき、数ある茶の中から状況に応じて日本茶を選び、淹れ方にも工夫を加えるなど、新しい日本茶との出会いが、一人一人の新たな道を拓くきっかけになっています。
普段ふつうに常飲していた日本茶の奥深さを知りました。 8月にホストファミリーとしてフランス人の子が来日していた際、彼女がお茶好きということで、冷茶をもてなしてみたりと講座の勉強が役に立ちました。日本国内に留まらず、海外でも多くの人たちに広めたいと思います。
日本茶の歴史から栽培、製造、おいしい淹れ方、効能…あらゆる面から勉強になりました。これからは日本茶のすばらしさを多くの人に広めていきたいと思います。